Sangiovese/サンジョヴェーゼ
サンジョヴェーゼ
サンジョヴェーゼとは、トスカーナ州で作られる赤ワイン用のブドウで、イタリア全土で最も普及している品種です。特にトスカーナ地方を代表するキャンティ地区、キャンティクラシコ地区の主要品種です。
キャンティクラシコっていうのは、昔、キャンティと書けば売れるみたいな風潮になっっちゃって、それはいかんってことで、昔から作っている地区だけが名乗れるっていうやつです。
サンジョヴェーゼは特にトスカーナの土壌と相性が良く、それでいて生命力も強いことから多くのクローンが作られました。
イタリアのトスカーナではサンジョヴェーゼ
という赤の王様的なイメージです。
サンジョヴェーゼ・グロッソ系統とサンジョベーゼ・ピッコロ系統
突然変異しがちなブドウで、大きくサンジョヴェーゼ・グロッソ系統とサンジョヴェーゼ・ピッコロ系統に分かれていて、全部で88ものクローン(亜種)を持っています。これには、イタリア最大の栽培面積を持っているということも背景としてあげられます。
〇サンジョベーゼ・グロッソの別名
モンテプルチアーノ:プルーニョロ・ジェンティーノ
トスカーナ州南部のグローセート県:モッレリーノ
コルシカ島:ニエルッキオ
ブルネッロの方が、サンジョヴェーゼより、重い印象でした。違うかも…。
スーパータスカン
キャンティやブルネッロと並んで、スーパータスカンも有名です。これは、ボルドーの製法でほぼほぼ作られているワインで、サンジョベーゼ×多種ブドウの組み合わせです。
原産地
イタリアのトスカーナ地方原産です。15世紀からある古いブドウで、名前の由来はローマ神話の主神である「ジュピター(ジョヴィ)の血(サングイ)」と言われています。
生産地
イタリア中部が主要の生産地で、トスカーナ州のキャンティが有名です。
ex.ブルッネッロ・ディ・モンタルチーノ、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ、カルミニャーノ
イタリア以外だと、フランスのコルシカ島や、アメリカとアルゼンチンで生産されています。
スーパートスカーナと呼ばれるVDT(テーブルワイン)やIGT(地酒)クラスの高品質ワインはこのあたりの種を使っているそうで。
香り
イチゴやサクランボなどのフレッシュ香、菫や茶葉のフローラル香やスパイス香を持っています。
味
濃いルビー色で、強い酸味とやや強い渋みがあります。熟成すると酸味が弱まり、濃厚な味わいになります。
まとめ
サンジョベーゼ
味:濃厚
香り:イチゴ、プラム、バニラ、カカオ、コーヒー
原産地:イタリア/トスカーナ州
生産地:イタリア/トスカーナ、フランス/コルシカ島
メモちゃん
BRUNELLO DI MONTALCHINO/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
★★★★☆
生産者:PIEVE SANTA RESTITUTA(GAJA)/ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ(ガヤ)
品種:サンジョヴェーゼ・グロッソ
え、おいしいぃぃ…。ガジャ?