Pinot Grigio/ピノ・グリージョ
ピノ・グリージョ
フランスではピノ・グリ、イタリアではピノ・グリージョなど、めっちゃ名前多いやつです…。
この「グリ」、「グリージョ」は灰色という意味で、果皮が灰色を帯びた薄紅色をしています。なので、通常の白より少し濃いめです。
もともと、ピノ・グリージョはピノ・ノワールの突然変異でできた品種です。
フランス ・・・ピノ・グリ
ブルゴーニュではピノ・ブーロ、シャンパーニュではフロマントーなど。マルヴォワジーと呼ぶエリアもあるそうで。
イタリア・・・ ピノ・グリージョ
ドイツ ・・・グラウ・ブルグンダー/ルーレンダー
ハンガリー・・・スルケバラート
ピノグリージョとピノ・グリ
ピノ・グリージョは、ライトボディで、マイルドで、さわやかなワインです。これは、ブドウの成熟度が低いため(早めの収穫)です。
トップクラスのアペラシオンでは、さわやかな酸味を残したまま、味わうことができます。ちなみに、アルコール度数は13%以下。
ピノ・グリは、リッチかつアロマティックで果実味豊かなワインです。というのも、特に日照量の多いアルザスでは成熟度の高いブドウとなるからで、本来の特徴である、豊かなボディと果実味を活かしたまろやかでコクを感じさせる味わいです。ちなみに、通常アルコール度数は13%以上。
原産地
ピノ・ノワールと同じく、フランス・ブルゴーニュ地方が原産と言われています。
しかし、ドイツの南部(かなり早い段階でピノ・ノワールが栽培されていた)という説もあるようです。
基本的には比較的冷涼な産地で活きるタイプの品種です。
生産地
今では原産地のブルゴーニュより、フランスのアルザス地方、ドイツのバーデン地方、イタリアのフリウリやアルト・アディジェなど。ニューワールドでは、アメリカのオレゴン州やニュージーランドで生産されています。
香り
香りは穏やかで、トロピカルフルーツや野の花のようです。
味
程よい甘みで、まるで洋梨や蜂蜜みたいな感じ、モノによっては厚みのある味わいでねっとり感があります。だけど、辛口です。
まとめ
ピノ・グリージョ
味:蜂蜜、洋梨
香り:穏やか
原産地:フランス/ブルゴーニュ
生産地:イタリア/ヴェネツィア、トレンティーノ、フリウリ
アルコール度数:13%以下